不眠症

不眠症について

不眠症は睡眠障害の一種で、寝つきがひどく悪かったり、夜中に何度も目が覚めたりするなどの睡眠トラブルのために、昼間の日常生活に支障をきたす状態になり、しかもそれが慢性的に続く疾患です。

また、うつ病など他の精神疾患の症状の一つとして現れてくる場合がありますので、睡眠薬で解決するだけでなく、併せて根本的な原因を探ることも重要です。

不眠症の原因

現代は、あらゆる環境(家庭や学校、職場など)にストレスが溢れており、そうしたストレスが要因となって不眠を訴える方が多く見られます。

主な要因は、下記の通りです。

  • 環境的要因:季節の変わり目、引っ越しなど
  • 身体的要因:更年期などによるホルモンバランスの変化、身体疾患などを原因とした頻尿、皮膚病(アトピー性皮膚炎など)によるかゆみなど
  • 心理的要因:日中の生活環境への不安、イライラ、人間関係などの悩みなど
  • 生活習慣的要因:アルコールや喫煙によるニコチン摂取、コーヒーの飲み過ぎなどによるカフェイン摂取過多、入眠前の過剰なインターネットの利用や携帯・スマホの操作など

不眠症の治療

不眠症は、その原因により治療法も変わってきますが、生活習慣の改善と薬物治療が中心になります。 いずれにしても、不眠の原因である心の病気、身体的疾患、不適切な睡眠環境などの改善に取り組むことが大切です。

非薬物療法
生活習慣の改善による不眠治療となります。
薬物療法